引越しレスキュー

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憧れの移住生活がスタート

北海道へ移住しよう 。そんな、ささやかな夢の実現に乗り出したのは二年前のことでした。
学生時代ずっと地元で過ごしてきた故の反動だったのか、地元を離れることを夢見ていたのです。早く親元から離れて、自立したい気持ちもあったのでしょう。

見知らぬ土地への不安は……あまりなかったようです。その当時は、自身のイメージで美化された「憧れの北の大地」にすっかり熱を上げていましたから。
その勢いが幸いしてか、転職活動も驚くほどトントン拍子で進みます。

さらには運が味方したのか、住処まであっさり見つかります。まさに順風満帆といったところ。すべてがうまく行くと、すっかり信じ切っていました。

行きはよいよい

話が決まれば早速、引っ越しの支度です。
しかし、新天地への出発を来週に控える時期になって、現実と向きあうことになりました。その時の私には引っ越し業者さんを手配できるだけの経済的余裕がなかったのです。本州から北海道では料金がかさむのは無理もない話ですが……。

そこで苦慮の末、泣く泣く荷物は自分の車にのせられるだけに限定することに。これも新しい暮らしの為と、頭を切り替えて旅立ちました。

移住先での暮らしは素晴らしいものでした。
「住めば都」との言葉通りでした。はじめは「数年間くらい住めればいいかな」、といった程度の考えでしたが、実際に暮らしていると次第に「もうずっとここで生きていこうかな」と心境の変化が起こっていたのです。

かえりは……

新しい暮らしを、さらにグレードアップしよう。
そう決意して、欲しかった家具や家電を次々に買い込みました。仕事も順調で、経済的にも余裕ができたことが、気持ちを後押ししたのです。そうしてわずかな期間で、部屋のあちこちに物が配置されていきました。はじめ持ち物といえば乗用車一台分だったことがうそのよう。思い通りの生活に大満足。

そんな時でした。実家から一本の電話が……。
かくかくしかじかで、すぐさま戻ってくるようにと言われます。思いがけない出来事に、目がくらむような思いでした。
今回はやむを得ずに、身体ひとつで地元へと立ち返ったのでした。

業者さんのチカラ

幸いにして大事ではなかったのですが、このことがきっかけとなり、私は残念ながら移住を中断せざるを得ない事情となりました。
複雑な心境でとんぼ返り。移住先を引き払う為の引っ越しがはじまります。

しかしお手上げでした。新しい暮らしは、運び出す荷物を数倍にも増やしていたからです。今度ばかりは引っ越し業者さんを探すことに。
「急ぎです。一日も早く……」と電話口で切りだす時、情けなさに赤面していたと思います。同時に、きっとなんとかしてくれると祈るような期待がありました。
業者さんの提案は次のようなものでした。
「荷物の預かりにはすぐに伺えます」
「代わりに、ご配送は遅れてしまいます……」

私の予想を上回る提案に、半ば感動さえしていたと思います。依頼者の難しい条件を実現する方法を、瞬時に考えて提案してくれる。
なるほど。これがプロの業者さんのサービスかと、実感した出来事でした。