良い引っ越し業者、悪い引っ越し業者の見極め方
引っ越し業者と私
私は幼いころから引っ越し業者はとても身近な存在でした。というのも、私の父は転勤族で私が生まれる前から転勤を繰り返しており、母は元々父と同じ会社に勤務していたこともあり引っ越しに関して理解があったため、私は引っ越しに寛容な環境で育ちました。
しかしながら、私自身は引っ越しに対してあまりいい印象を持ってはいませんでした。やはり当時の私にとって、幼稚園や小学校でせっかくできた友人と離れ離れになり疎遠になっていってしまうのはかなり身に応えるものであったと記憶しています。
引っ越しが決まると一番嫌な顔をし、たまに泣いてしまうほどでした。そんな私でも、いざ引っ越しとなると業者の動きをずっと見ていました。その中でも特に記憶に残っている引っ越しが二つあります。
良くない引っ越し業者
一つ目は、私が小学生から中学生になる時の引っ越し業者です。このぐらいの年になると、提供されるサービスが他と比べてどこが良いか悪いかがはっきりとわかるようになります。この時の引っ越しはそれより前、そしてそれより後の引っ越しの中で一番対応が良くなかったと感じました。
まず作業が遅かったです。引っ越し業者といえば、自分が踏ん張ってやっと持てるような重い荷物を軽々と持ち上げてどんどんトラックに運んでいくところがほとんどでしたが、この時は荷物を下に持って行った業者がいつまでたっても戻ってこなかったのです。
さらに酷いことに、家具に傷がついたり角が欠けていたりしました。両親も後々になって気付いたのでクレームは入れませんでしたが、新しい住まいでしばらくは雰囲気が良くなかったです。
良い引っ越し業者
次に記憶に残っている業者は、それとは対照的にとてもサービスが良いものでした。私が大学生となり初めての一人暮らしを始めるための引っ越しの時でした。まず感じたのはとても謙虚な業者だったということです。
例えば値段に関してだと、さまざまなプランを提案してくれる中でどのようなプランだとお得かだけでなく、はっきりと他の業者のほうが安い場合があるといってそちらを提案してくださったり、引っ越し中では荷物を迅速にかつ丁寧に置き場所まで考慮していただきました。
この時は、それまでとは違って新生活に対する不安がかなりありました。そのような時期に良い業者に出会えたのはとても幸運なことだったなと今振り返ると思います。
引っ越し業者を見定める
引っ越しというのは、それまでの生活を一新してそれまでの生活とは違った毎日を快適に過ごすための最初のポイントとなります。ここで気持ちよく引っ越しできるか否かが、そこから先の生活を左右するといっても過言ではありません。
そしてサービスのレベルというのは、引っ越し業者によって意外と大きな差があります。そんな中必要になってくるのはやっぱり良い業者をちゃんと選ぶことであると思います。
料金の安さだけで即決して、その後の生活に少なからずしこりを残すぐらいなら、ちゃんと熟考した上で決めるべきです。昔は嫌だった引っ越し生活は、今となってはいい経験だったと感じています。